2011年12月08日

虹の気仙沼

12月の3、4日の週末、社団法人日本アロマ環境協会の
「東日本大震災 復興支援プロジェクト」の活動で、
宮城県・気仙沼市に行ってきました。

事務局のスタッフの方を含めて、総勢約25名のチーム。
当日はあいにくの大雨。
2チームに分かれて、2カ所の仮設住宅へ行き、
アロマクラフト作りとハンドトリートメントを行いました。

移動の途中、曇ったバスの窓を拭いながら眺めた海岸の景色は、
想像していたよりひどい状況。
もう8ヶ月も経つのに、いや、
8ヶ月経ってようやくこの状態なのか、ということに、
大きな衝撃を受けました。

夜は、港のすぐ近く、少しあがった高台にある
「ホテル望洋」に宿泊。
ここは、震災直後に付近の方が避難されたり、
救援物資配布の拠点となった場所のようです。

翌朝、窓を開けると、ようやくまわりの景色が
はっきりしてきます。
海はすぐ目の前。
このホテルがそのまま残っているのも、奇跡的なのでしょう。
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ホテルのまわりを少し散歩。
高台の坂を下りると、そこはまだ
打ち上げられた漁船もそのままの光景。
前日と変わって、お天気はいいものの、風が強く、
壊れた建物のトタンの外壁が揺れて打ち当たる
カリンカリンと乾いた音が耳に残ります。
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2日目の訪問先は、3カ所。
私は15世帯の小さな仮設住宅の談話室へ行きました。
現地でコーディネートしてくださった
「シャンティ国際ボランティア会」の担当者の方が、
「大きな仮設は目立つから、いろんなイベントなどが来てくれるのですが、
小さなところは、なかなかそういったことも行き届かないんです」
と話してくれました。

大雨から快晴へ、激しい天候の変化の中の2日間。
晴れた気仙沼の空に、虹がかかっているのが見えました。
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きっと、また来ます。
posted by metsä at 22:05| Comment(2) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

いわき市仮設住宅へ

友が作ったハンガリアンウォーターをもとに化粧水を作り、
それを持って訪れたのが、いわき市の仮設住宅の集会所。
福島県広野町の皆さんが暮らしています。
ボランティアチーム「手当の輪」の活動は、まだまだ継続中です。

三郷の避難所に訪問していたときは、
お湯やホットタオルなども使えないなかで、
やっぱりフェイシャルが人気で、
最後の日には、男性数名にリクエストを受けて、
フェイシャルの施術をした思い出があります。

しかし、今回は残念ながら「若返りの水」の出番なし。
洋服の上からのもみほぐしと、
ハンドトリートメントやフットトリートメントで、
5名の方を施術しました。

お一人のおばあちゃん、
「地震のあと、聞こえづらくなっちゃって」とおっしゃいます。
マスクをかけて、お耳のそばで、大きな声でお話をしながらの施術。

こういった訴えは、表にあらわれないなかで、
多くの方が抱えていらっしゃるのではないかと思わされました。

慣れない生活、いつ帰れるのかわからない不安。
「いつものリズム」が取り戻せなければ、
ちょっとした不調が、大きな問題になってしまう。
なんとか、その「ちょっとした」の段階で、
ほっとする時間を作ったり、誰か頼れる人を探したりという
お手伝いをしていかなければいけません。
まだまだ、これから。

お隣のセラピストさんは、
年配の男性に「フェイシャルリフレクソロジー」の施術をされていました。
施術後の男性は、「膝が曲がるようになったよ」と、驚きの表情。
狭い中で、床にヨガマットと毛布を敷いたなかでの施術は、
たしかにやりづらい面もあるのですが、
こうして、同じ空間で、お隣の方とお話しながらの施術もまた、
セラピストにとっても、受け手の方にとっても、
なかなかおもしろい体験です。
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行きの車のなかでは、手当の輪・リーダーの
斉藤京子さんが、熱く、熱く
これからのボランティア活動について語り続けていました。
ほんとにエネルギッシュな方だなぁ。
こういう、まっすぐに自分の意志で前に進む方を見ると、
自分はほんとに、自分の目の前に来た波に
ぽかーんと乗っているだけだなぁと感じます。
先日の占星術でも、思い当たることがいっぱいだったしね。
でも、そんな人もいて、いいんです。

そうそう、1週間ほど前には、映画「がんばっぺ フラガール!
を観に行きました。
メインは、震災によって踊る場を奪われたフラガールたちの物語、
とくにダンシングチームのサブリーダー・大森梨江さんが双葉町出身、
実家は福島第一原発から2kmということで、
原発とともに生きてきた街、そこで暮してきた人たちの
これまでとこれからの物語。
思っていたより、ずっと社会派のテーマ。
そのなかで、フラガールたちのホーム「スパリゾートハワイアンズ」が、
福島県広野町の皆さんの二次避難所になったということで、
広野町の話題もかなり多く、一次避難所だった三郷の体育館の避難所の様子や、
スパリゾートハワイアンズでのセラピストたちの姿も、写真で一瞬うつります。

その話題を行きの車の中でしたら、知らなかった方が多数で、
もっと発信しておけばよかったなぁと思いました。
調べたら、丸の内、新宿では終了したようですが、
渋谷シネパレスでの公開が新たにはじまったようです。
観たい方は、ぜひ! いま!

そして、明日からは気仙沼へ。
11月30日と、12月3、4日という月越えのマジックによって、
思わず入れてしまった予定でしたが、
中2日しかあいてなかったわ。ともかく行ってきます!
posted by metsä at 22:56| Comment(2) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

いわきに行ってきました

昨日、いわき市復興支援ボランティアセンターの「感謝のつどい」へ。

私は8月に家屋解体やゴミ分別などのボランティアで
2日間お世話になっただけですが、ご縁あって、
ボランティアセンターの方々と別の場でお会いしたこともあり、
常磐道をぶいいーんと日帰りで行って参りました。

猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」をバックに
これまでの活動写真のスライドショーが流れたときには、
会場の皆さんがそれぞれに、3月11日から今日までのことを
思い浮かべている空気がいっぱいに広がり、
会場が明るくなったときには、目頭にハンカチをあてている人が
多くみられ、私もそのひとりでした。

いわきでずっとボランティア活動を続けてこられた
たくさんの方たちが登壇され、
これまでにいちばん印象に残ったエピソードを
紹介するコーナーもあり、その濃い話に感心したり。
ステージの上から
「1年前のことが、とても1年前のことと思えないほどの時間」
という言葉が聞こえたときには、自分を振り返り、
想像もしなかった変化に改めて驚いたり。

「前会ったのはいつだっけ? 2月? じゃあ震災の前だね」
これは、先日久々に会った友人との会話。
思えば、誰と話すときも、何をするときも、
そのできごとが、震災の前だったのか後だったのかを考えています。
規模がどんなに小さくても、誰もが被災しているんだ。
そう思うのは、そんなときです。

だから、今できることをすればいいい。
一緒に走ろうという気持ちがあれば、バトンは必ずまわってきます。
そのときに全力で走れるようにしておくことが
必要なのだろうと思います。

私は幸い、思いがけず早いうちにバトンをもらうことができました。
それが、5月から行っていた三郷でのアロマボランティアの活動でした。
そんな三郷で出会った皆さんと、8月に再会した場所も、いわき。
「感謝のつどい」のあとに、その「スパリゾートハワイアンズ」にも
行ってきました。
初めて見るフラのショーも素晴らしく、
フラダンス習いたい! と思ってしまいました。

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まずは「がんばっぺ フラガール!」観に行こうっと。

先日いらしたお客さまが、ブログを見ていてくれて、
私が昨年会社を辞めてからの活動や、
とくにアロマボランティアをしていたことを
「ぴったりだと思った!」と言ってくださいました。

「1年前のことが、とても1年前のことと思えない」
それでも、迷いながら進んできた道は、
振り返るとちゃんとつながっていて、
たくさんの方々が、自分を引っ張って、
ここまで運んでくれてきていたんだなと思います。

いわきと深い縁ができたのも、きっと必然なのだろうなぁ。
今月末、またいわきに行きます。
posted by metsä at 10:12| Comment(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする